2015/11/15

ラッシュライフ(2002) - 伊坂 幸太郎

読了 読んだ伊坂さんの本は今作で2作目(1冊目は「終末のフール」)。

確かに騙されはしたが、結局何がしたかったのか良くわかりませんでした 。もっと一人ひとりの登場人物の人間模様を丁寧に描いて欲しかったかなぁ。

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泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場―。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。
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5つの視点で進む「一枚の壮大な騙し絵」
確かに騙されはしたが、結局何がしたかったのか良くわかりませんでした

このクオリティの作品を2作目で出したという事実は素直に凄いと思うし評論家にも高評価だと思うのですが、肝心のバラバラ死体の事件(ミステリー要素)とそれを取り巻く登場人物によって進行していく物語(群像劇)の繋がり方が、、、結構無理矢理感があるなぁって。

なんか素直に感動できなかった自分がひねくれているのかもしれないですが

群像劇の魅力ってこんな感じなのって。もっと一人ひとりの登場人物の人間模様を丁寧に描いて欲しかったかなぁ。所々に入れてくる小ネタ(キューブリックのとか)、確かにそうだけど、、、そこで使うのはなんか違う。

読了後、「枝と幹は立派だが、根っこがいまいち・・・な作品」というAmazonのカスタマーレビューの内容にこんなにも深く共感を覚える作品も珍しい

同じ群像劇というテーマの作品であれば、チュンソフトの「街 〜運命の交差点〜」の方が何倍も優れている作品だと私は思いますね。小説とゲームという媒体の違いこそありますが、もっともっと文章でも人の心を感動させることはできるはず。

(その証拠に4年後に発売された「終末のフール」は本当に面白かったです)。

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2014/06/02

35歳の教科書 今から始める戦略的人生計画

読了

35歳の教科書 今から始める戦略的人生計画 (幻冬舎文庫)35歳の教科書 今から始める戦略的人生計画 (幻冬舎文庫)
(2014/04/10)
藤原 和博

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本書の題名は「35歳の教科書」となっていますが、20台~40台前半ぐらいまでを対象とした内容となっています。

「成長社会から成熟社会へ」「正解主義を捨てて修正主義の人生戦略を」

普段から上記のようなことは意識していると思っていたけれど、まだ自分自身の意識改革が足りないみたいだ。

まだまだ自分は「正解」を探しているんだなぁと本書を読んで感じました 「正解」じゃなく「納得解」を探せるよう努力しないとね。そのために今の自分には何ができるのか、考える。

最近、ランニングを始めました

始めた理由は基礎体力を強化することで今の疲れやすい身体の体質改善とダイエットです。前者は自分自身の新しい可能性を切り開くために、後者は自分磨きのためです(お腹がね...)。今は週末だけですが、最終的には残業体質改善dayと勝手に決めてる水曜日にも取り入れたいね。

あと6月になったのでそろそろ物件探しも始めますよ 「ITパスポート」の勉強もするぜ。

今年はどんなことでも積極的に行動 です。

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2014/02/08

ジェノサイド(2011) - 高野 和明

今年読んだ一番最初の本 ジェノサイド(大量虐殺)です。実は以前から読みたかった本で、やっと文庫化されたので購入しました。

ジェノサイド 上 (角川文庫)ジェノサイド 上 (角川文庫)
(2013/12/25)
高野 和明

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ジェノサイド 下 (角川文庫)ジェノサイド 下 (角川文庫)
(2013/12/25)
高野 和明

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急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。
(※ 「BOOK」データベースより)

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久しぶりに心躍る体験をした。時間を忘れてページをめくった。

ネタバレになってしまうので詳しい事は書かないが「人類の存亡」をかけた壮大なテーマ。最後の最後で今まで追いかけていたモノの他にも!? という少し意外な展開も実に巧い。作中に出てくる単語もリアリティに溢れていて、「ハインズマンレポート」や「肺胞上皮細胞硬化症」といった単語などは実在しているものなのかどうか思わずググッてしまったぐらいだ。

かなりの力作、大作だ
だがしかし、残念ながら本作をオススメする気にはなれない

なぜ日本という国のイメージをここまで悪く描かなければいけないのか?

この人、思想が偏り過ぎでしょう。ほんとミックが不憫でならん。彼の最期など全く必要性が無いシーンだと思います。

作中で自分の思想を語るのは別に構わない。だが、一流のエンターテインメント作品に作者の偏り過ぎた思想の描写は不要ですね。

これでは著者の他の本を読む気がしませんね

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2013/04/20

これで読書が捗る(はず)。

自分へのご褒美として ブックカバーを購入しました!

2013_0420_01.jpg

どーですこれ 可愛くないですか。

カバーの表面に<本の虫>がかじった穴がポツポツ空いているんですよ。今、読んでいる本が他人から見えそうで見えない、、、この絶妙なチラリズムが最高。

※ 理解できない人は「パンチラ」と「パンモロ」どっちが素敵かを考えてくれ。いや( ;´∀`) ちょっと違うか、、、

2013_0420_02.jpg
(※ 光文社古典新訳文庫は表示のカバーデザインがシンプルなので、もっと凝ったデザインの小説を入れるともっと楽しいかも)

最近、通勤する場所が自宅から近くなってしまったせいか、読書が一向に捗らないのが悩みでありました。

このブックカバーによって<本の虫>とまではいかなくても、せめて<趣味は読書です>と胸を張って言える程度には本を読んでおきたいものです。

■ 参考 -> <大の本好きな 本の虫のあなたへ> ブックカバーのご紹介です

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2012/10/14

プリズム(1999) - 貫井 徳郎

読了

プリズム (創元推理文庫)プリズム (創元推理文庫)
(2003/01)
貫井 徳郎

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小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。彼女の同僚が容疑者として浮かび上がり、事件は容易に解決を迎えるかと思われたが……。万華鏡の如く変化する事件の様相、幾重にも繰り返される推理の構築と崩壊。究極の推理ゲームの果てに広がる瞠目の地平とは?『慟哭』の作者が本格ミステリの極限に挑んで話題を呼んだ衝撃の問題作。
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面白かった やや反則気味なオチなのでミステリ初心者にはオススメしないが。

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【プリズムの意味】光を分散・屈折・全反射・複屈折させるための、周囲の空間とは屈折率の異なるガラス・水晶などの透明な媒質でできた多面体。
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逆に普通のミステリに飽きてきた人 or ひねくれた性格の奴には超オススメ。その理由は本書である「プリズム」の最後の結末が「最終的に誰が犯人だったのか? 最後の最後を迎えても明らかにされない※ ネタバレ注意)」という事です。

題名である「プリズム」の意味と「毒入りチョコレート事件※ 以下、毒チョコとします)」と聞いて「ビビビっ!」と来る人であれば、ぜひ本書を購入して「毒チョコ」との違いを楽しんで欲しい。

「毒チョコ」を読んでいない方は、まずはそちらを先に読む事をオススメします(ただし、こいつも反則気味な小説なので注意してくださいね )。

本書である「プリズム」は少し後ろの二つは違うかもしれませんが、「Anthony Berkeley - 毒入りチョコレート事件」+「我孫子 武丸 - 殺戮にいたる病」+「湊 かなえ - 告白」みたいな感じかな。

第二の銃声(1930) - アントニー・バークリー」でも書きましたが、最後の最後でかけた梯子を笑顔で外す。いいですねぇw

「毒チョコ」を意識しながらも最終的にはキチンと「毒チョコ」とは異なった結末に落としている点は「さすがだなぁ 」と感心しちゃいました。

オススメです

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