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2009/02/12

蒲生邸事件(1997) - 宮部みゆき

やっと読了しましたぁー! 本当に過小評価でした。ごめんなさい。。。

蒲生邸事件 (文春文庫)蒲生邸事件 (文春文庫)
(2000/10)
宮部 みゆき

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主人公の少年はどこにでもいる普通の高校生。そんな彼が宿泊したホテルで火事があり、ひょんな事から昭和十一年二月二十六日へタイムスリップ。そう、「二・二六事件」がテーマの小説だ。

、、、って言われても、いまいちピンと来ない あせ 普通はそうだと思う。それは、この小説に出てくる少年も同じである。だけど、宮部みゆきは違う。そんな無知なウチをグイグイと物語に引き込んでいく。まるで自分も主人公の少年と一緒に昭和十一年にタイムスリップしてしまったと思ってしまうぐらいに。

しょうがない状況だったとは言え、昭和十一年という今とは全く勝手の違う時代に来てしまった少年は、「早く現代に戻りたい」と訴える。だけど、一つの事実が少年を変える。最終的には歴史が少年の人生観を変えてしまう。

物語の途中で少年が思う。

歩いてゆくうちに、自分の暮らす「現代」と、何から何までちがっているというわけではないのだと。衣服が違い、建物が違い、履き物が違い、ビルの高さが違い、、、。違っているのは、スイッチひとつでできないことがまだまだたくさんあって、それをすべて人間の手でやっているということ。仕事の多かった時代だったろうなと、孝史は考えた。もちろん、選り好みはできないから大変だろうけれど、それでも、働くことの意味が、孝史のいる「現代」よりも、もっとずっとずっと素朴ではっきりしていただろう。煙草一箱でも、人の手を介さねば買うことのできない時代には、煙草一個を売って釣り銭を受け取ることにも、それにふさわしいだけの重みがあったのだ。

このページの主人公の心の情景を現した宮部先生の文章が、頭に焼きついて離れない 絵文字名を入力してください

「蒲生邸事件」はタイムスリップというSF要素あり(日本SF大賞受賞作です)、昭和十一年という歴史要素あり、さらには宮部みゆき得意のミステリー要素もある驚愕の作品です。オススメというか必読の一冊だと思いますヾ(´ー`)ノ おかげさまで「二・二六事件」のwikiを熟読してる始末ですw どうしましょう。

そして、ふきが幸せで良かった。本当に良かった。



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