2011/04/16

ハサミ男(1999) - 殊能 将之

読了。※ 所々の空白はネタバレなので注意。読みたい人は反転でどうぞ。

ハサミ男 (講談社文庫)ハサミ男 (講談社文庫)
(2002/08/09)
殊能 将之

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「我孫子武丸」の「殺戮にいたる病」とセットで話題に上がる事が多い本作。色んな意味で「同じタイプ」と言う事で<叙述トリック>だろうとは思っていたが、余裕で騙されるのがウチの凄い所。

倒叙ミステリでありながら<叙述トリック>なんだね。

露骨に<語り視点の名前>を出さなかったしねぇ。「ははん、<この一人称は怪しい。怪しいぞ。>騙されないぜ」って思っていたら騙されました

しかもウチの大好きな「Stanley Kubrick」の「フルメタル・ジャケット」的な要素(<犯人の性別が・・・>)もあり、まんまと騙されたわけだ。

ちょっと警察がアホすぎるかなと感じたけど、最後の嫌な余韻の為と思えば許せるかな。こういう終わり方は好きなんだ。「東野圭吾」の「白夜行」とか「幻夜」みたいなね。

どうしても先入観を抱いて読んでしまったので「殺戮にいたる病」と比べるとインパクトに欠けたが、こちらの方が真相をバラしてから結末までが長く、伏線を回収するカタルシスは上かな。個人的には「殺戮にいたる病」→「ハサミ男」の順番が楽しめるかと。

ただし、「殺戮にいたる病」はちょっとエログロ度がキツイので注意 逆に「ハサミ男」はユーモラスさえ感じられるような文章で、なかなか憎めない。

とりあえずデビュー作で、このクオリティ いやー、素晴らしいとしか言えません。

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