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2011/05/02

弁護側の証人(1963) - 小泉 喜美子

読了

弁護側の証人 (集英社文庫)弁護側の証人 (集英社文庫)
(2009/04/17)
小泉 喜美子

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ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉の輿に乗った。しかし幸福な新婚生活は長くは続かなかった。義父である当主・龍之助が何者かに殺害されたのだ。真犯人は誰なのか?弁護側が召喚した証人をめぐって、生死を賭けた法廷での闘いが始まる。「弁護側の証人」とは果たして何者なのか?日本ミステリー史に燦然と輝く、伝説の名作がいま甦る。
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日本ミステリー史に燦然と輝く、伝説の名作 1963年(昭和38年)発表。

帯には「我孫子武丸 - 今だからこそ、広く読まれて欲しい一冊」、「綾辻行人 - 「弁護人の証人」を読む、それはすなわち、極上の魔法を体験するということである」、「貫井徳郎 - 驚きのどんでん返し! 絶対騙されるぞ」など、錚々たる顔ぶれの絶賛コメントが並ぶ。

相変わらずの<叙述トリック>です。だけど少しタイプが違う。著者のミスリードの手法が実に巧妙なのだ。ウチなんか第十一章の途中で序章を読み直して、「むー、なるほど...」と唸りながら読んでしまった。音楽で例えるなら最初はいまいちピンと来ないけど、聴けば聴くほど味が出てくるスルメ盤といった所でしょうか。何度読んでも色褪せない魅力を持った作品。もちろん48年後の現在に読んでも、その魅力は全く色褪せません。

ある程度、他の叙述ミステリーを読んでいると本書を一層たのしめるかと。この作品の存在があったからこそ、「我孫子武丸」の「殺戮にいたる病」などの他の叙述ミステリーの傑作が生まれたんだなぁと思うと、「弁護側の証人」は他の叙述ミステリーを語る際には外せない存在ですね。

二度目の「澄んで、さびしげな光をたたえているあの眼! あれが人を殺した男の眼だろうか?」ゾクゾク来ました。

道尾秀介さんが本書を「湖面に映る逆さ富士」に例えた「あとがき」も秀逸でオススメの一冊。見事にウチも溺れてしまいました。そして、道尾秀介さんが本書を「秘密の場所」にする気持ち、凄くわかります!

小泉喜美子さんの他の作品も読んでみたいなと思って少しネットで調べてみたのですが、どうやら他の作品は入手困難な様子 図書館でも行くかぁ。

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