2011/11/09

毒入りチョコレート事件(1929) - アントニー・バークリー

寝不足です 全ての原因は「Pinball FX2」です。

読了 今月の1冊目。目標は3冊。残り2冊。

毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)
(2009/11/10)
アントニイ・バークリー

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一見単純にみえる毒入りチョコレートによる殺人事件は、スコットランド・ヤードも投げ出すほどの難事件だった。その解決に乗り出したのは、ロジャー・シェリンガムを会長とする犯罪研究会の面々。六名の会員が、同一事件に対して示した六様の推理と解決策。本格推理文学の典型的手法を縦横に駆使した、アイルズ=バークリーの古典的名作。
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ほぼ序盤から最後まで延々と推理の発表会という形式を取っているので、本格&海外ミステリーに慣れていないウチには最後の結末まで読むのが大変でした。

一つの事件に対して6件(警察の推理は省く)の推理! そのどれもが筋の通った納得できる推理なのですが、実は事件の真相は別にあった

一つの推理が終わると必ず次の人の推理がそれを否定する。特にブラッドレーの最初の推理なんて本格推理に対する皮肉じゃないのかと受け取れる内容なのですが、最後の最後で鮮やかに決めてくれました。この小説には名探偵と言ってしまっても問題ないほどの優れた人物が多数に登場するのですが、最終的には名探偵じゃないんですよね。そこが最高です。

そして読み終わった後に思うんですよね「チタウィック=読者かぁー」って。ちゃんとメモを取りながら読むんだった!

この複雑なロジックの構成と、キチンと本格推理小説として成立させているのにも関わらず、どこか皮肉ったような印象を受ける点から、ウチの崇拝する映画監督「Stanley Kubrick」を連想しましたよ。他に類を見ない才能を持った偏屈者(or 完璧主義者)というのでしょうか、こういう人は大好きです。

Agatha Christie」が後任者になったことに腹を立ててディテクション・クラブを退会して(しかもあなたが設立の中心となった人物ですかw)、その後はほとんど人には遭わずに自宅で切手収集などの趣味に没頭。亡くなった時には新聞の訃報に名前が間違って掲載されるとか( ' - '*) どこか人間的に未完成だと感じる点が逆に魅力的です。こんなに凄い小説を書いてるのにー。

でも、解説で杉江松恋さんが書かれているように、本書が存在する限り「Anthony Berkeley」の名声は不滅ですね。それぐらいの会心作でした。他の本も買ってこなきゃ( ' - '*)

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