2011/12/16

マローン殺し マローン弁護士の事件簿〈1〉(1958) - クレイグ ライス

読了 初ライス。

マローン殺し―マローン弁護士の事件簿〈1〉 (創元推理文庫)マローン殺し―マローン弁護士の事件簿〈1〉 (創元推理文庫)
(1997/01)
クレイグ ライス

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絶妙のユーモアで読者を魅了する都会派クレイグ・ライス。本書は、愛すべき酔いどれ弁護士の活躍が堪能できる珠玉の短編集。怒涛の笑いが押しよせる表題作に、天使のジョーの甥っ子が巻きこまれた頓狂な怪事件「恐ろしき哉、人生」、マローンが欧った女は本当に自殺志願者なのか、抜群の発端が意外な物語に繋がる名品「さよなら、グッドバイ!」など、彩豊かに秀作十編を集めた。
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「小泉 喜美子」の「メイン・ディッシュはミステリー」を読んで興味を抱き購入した本。

いきなり短編集から読んでしまったので最初の話である「マローン殺し」は登場人物の関係が「???」の状態のまま終わってしまいました

しかし、ライスの小説に出てくる登場人物は本当に愉快な人物ばかり。すぐに本作の主人公である「ジョン・J・マローン」の魅力の虜になってしまいました。基本は情けない人物なんだけど、どこか不器用で憎めないのだ。

ライスの小説の魅力は「メイン・ディッシュはミステリー」でも語られていましたが、本当に文章のかけあい(ユーモア)が絶妙! ウチのオススメは「彼は家へ帰れない」という話です。とある理由からマローンが事件現場に細工をしている場面で、これまた「ルパンと銭形」のような「犬猿の仲」とでもいうべき関係のフォン・フラナガン警部とばったり鉢合わせをするシーンが最高に面白いのだ。以下は小説より一部抜粋。

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フォン・フラナガンはぶつぶつ文句をいったが、なんとなくマローンのことばを受け入れたようだ。「どうやってここに入った?」

「ドアが開いていた」

しかしフォン・フラナガンは別のことを考えていたようだ。「それならなぜ」ふたたび声が高くなる。「あんたはドアを閉めたうえに、ダブルロックしてしまったんだ?」

マローンの辛抱も切れてしまった。「うるさいおまわりどもに邪魔されたくなかったからだ」

フォン・フラナガンはとうに辛抱を切らしていた。いまは息まで切らして、マローンを少なくとも二十年は監獄にぶちこんでやると脅した。

(※ このかけあいのさらに面白い所はフォン・フラナガンもまたマローンに弱みを握られていて別のシーンで脅されている所w)
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どの登場人物もユーモア溢れる人物ばかりで思わず読んでいて笑ってしまう。まだまだ面白い文章(秘書のマギーとのかけあいとか)を紹介したい所なのですが、それは読んでからのお楽しみということで。

主人公のマローンはチビ(しかも小太りw)だったり、頭が少しハゲかかっていたり、着ている服はボロボロで大の女好きといったとても弁護士とは思えない設定です。しかも、せっかく仕事の報酬が入って来ても自分の秘書には給料の一部しか払わず、残ったお金は好きなギャンブル(賭けポーカー)で全てすっからかん。

でもでも、ここぞという場所ではカッコ良く決めるマローンは本当にラブリー。「シティーハンター」の「冴羽 獠」みたい

次は長編が読んでみたいなぁ

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