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2012/11/21

有罪×無罪(2009年.NDS)

裁判員制度をテーマとしたアドベンチャーゲーム ちなみに発売日の2009年5月21日は日本での裁判員制度の施行日でもある。

有罪×無罪
2009、バンダイナムコゲームス・ナムコレーベル、裁判員推理ゲーム、公式サイト


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◎:良い点 | ▲:どちらとも言えない点 | ×:駄目な点
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◎ 裁判員制度をテーマとしたゲームコンセプトとシナリオが秀逸。どれもニュースで一度は見たことがあるような、ありふれた事件。だからこそ物語の展開にリアリティを感じ、実際に裁判に参加しているような感覚を抱く。このゲームデザインは凄いよ。

◎ NDSのゲームでは珍しく難しい専門用語が所々に出てくるが、裁判や法律に関して詳しくない人でもすんなりと理解できるよう、しっかりとした解説を導入してプレイヤーをフォローしている点。「ゲームかもしれないけれど法律に対して、裁判に対して、人を裁くということに対して真剣に考えて欲しい」という製作者側の強いメッセージが感じられる。

◎ 裁判員シミュレーションとしてでなく推理ゲームとしても水準の高い作品となっている。

▲ 扱う題材が「法律」「裁判」「殺人」といったヘビィな内容なので全体的に地味&真面目。「逆転裁判」とは色々な意味で対極に位置するゲームです。「逆転裁判」のような「ゲームらしさ」を求めると肩透かしを食らうかも。ただし、シナリオの面白さと最終話の衝撃の展開に関してはウチが保証します。

▲ 「冒頭陳述→証拠調べ請求→評議→中間評議→証人尋問→被告人質問→弁論手続き...」など、実際の裁判の流れに沿って進むので、続けてプレイすると少し退屈かも。そういう意味では「探偵パート」と「法廷パート」に分けてユーザーを飽きさせないようにした「逆転裁判」は「やるなぁ」と改めて思いました。

▲ 賛否両論な最終話。

× セーブが1つしかできない。重要な個所で選択を誤ってしまうと、やり直すのが少しダルイ(話をクリア後に裁判の2日目から始めるなど途中から開始する事は可能)。メッセージスキップも遅い。

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個人的には「危険運転致死傷罪」をテーマとした第3話「泥酔社長危険運転致死事件」が良かった。

理由は、この事件のみ自分が出した判決と実際に裁判長が出した判決が大きく異なっていたから。「危険運転致死傷罪」の罪は重いという認識はあったが、ゲームとはいえ「人を裁くということ」の難しさを痛感させられた。

問題の最終話に関しては、噂には聞いていたものの期待を裏切らない衝撃的な展開に圧倒されました。物語の最後、とある人物に対して<「許す」「許さない」>という選択肢が出てくるのですが、「はぁ? そんなのありえねーだろ」と無意識のうちに画面を強くタッチ(というか軽く叩いていた)している自分がそこに居ました。

こんなに激しく画面をタッチしたのは「押忍!闘え!応援団」以来でしょう。

クリアしてみて「貫井徳郎」の「失踪症候群」から始まり「殺人症候群」に終わる展開に似ているなと感じました。特に最終話は同作者の最高傑作と言っても過言ではない「殺人症候群」と同等か、それ以上のドラマ、テーマがありました。

公式サイトの体験版で一部ではありますが、本作を体験する事ができます。気に入ったらソフトを探して購入して遊んでみてください。もっと高く評価されてもおかしくない、隠れた名作です。

評価:★★★★☆

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レビュー時のプレイ時間>プレイ時間:20時間49分
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